永田 裕幸選手 「工夫してチャレンジしよう」
7月12日(金)にリオデジャネイロパラリンピック車いすバスケットボール日本代表の永田裕幸選手をゲストティーチャーにお招きして、講演をしていただきました。
前半は、パラリンピックの選手村での体験や試合の様子等を写真やクイズを交えて分かりやすくお話いただきました。
後半は、どうしてけがをしてしまったのか、また、その障害を負い、生活を送る上で感じてきたことをお話いただきました。けがをしてしまった直後は、「もう楽しいことがないんじゃないか・・・。」「死んでしまいたい。」などと思ったそうですが、リハビリを通して、障害のある方と触れ合い、「辛いのは自分だけじゃない、障害のせいで全てが不幸になる訳じゃないと感じ、考え方を一新されたそうです。また、リハビリの一環で車いすバスケットボールに出会い、その競技の面白さに魅了され、本格的に競技に取り組み始めたとのことです。
最後に、ご自身の生き方から、できないからといってあきらめるのではなく、「工夫して挑戦すること」を大切にしてほしい。そして、障害をもった人に出会った時には、「心のバリアフリ―」をもって接し、ぜひ声を掛けられる人になってください、とメッセ―ジを送ってくださいました。
代表の児童は、「心のバリアフリーは一人一人違うから、自分にできる心のバリアフリーについてこれから考えていきたい。」と、感想を述べていました。
また、講演後には、5年生が体験授業を実施しました。体験を通して、競技用の車いすの操作の難しさやおにごっこやミニゲームを通して、競技の楽しさを感じることができました。