お子様の心をケアするために参考にしてほしいサイトをまとめました。
ご参照ください。
スクールカウンセラーだより
国分寺市立第二小学校
スクールカウンセラー 須摩智佳子
◎子供のこころをケアするために
国分寺市立第二小学校の保護者の皆様,こんにちは。
新型コロナウイルスの広がりで,学校は休みになり,なかなか遊ぶこともできないなど,行動全般が制限され,家の中にこもりがちではないでしょうか。保護者の皆さんは子供の世話,感染への警戒等々が日々の役割に追加され,イライラすることが増えているかもしれません。運動不足もあってみんなにストレスがたまりそうですね。子供たちをケアするにはどうしたらいいか,ご一緒に考えてみましょう。
通常の生活が変わってしまったこと,それが長引きいつ終わるか分からないことで,子供たちも言葉にならない不安を抱えていると思います。不安は「対象のない恐れの感情」と言われますから,対象物を少しでも理解することが不安低減につながるでしょう。
「コロナウイルスってなんだろう?」(※1)
http://www.fujita-hu.ac.jp/~microb/Final_version_ruby.pdf
は小学生向けに分かりやすく解説されていますので,これを参考に家族で話し合ってみませんか。
https://www.savechildren.or.jp/news/publications/download/MHPSS_message.pdf
には,子供たちに「腹痛や頭痛,不眠などの身体症状。いつもより泣いたり,大人にしがみついて離れない。急に幼い言動をしたり,夜尿,お漏らし,わがままになるなどの赤ちゃんがえり。遊びの中で起きている出来事を再現する」などの状態が見られることがあると書かれています。それらは「自分や家族も病気になるのではないかと不安を抱き,いつもと異なる反応や行動がみられることがある」かもしれないからで,「これらの反応・行動は一般的なことであることを知っておくことが大切です。」と述べられています。
では、そんなときどうしたらいいでしょうか。「自然災害などの影響を受けた子どものこころを支える5つのポイント」(※3)が役立つかもしれません。https://www.savechildren.or.jp/news/publications/download/Twitter_PFA_yojikigakudoki.pdf
では、そんなときどうしたらいいでしょうか。「自然災害などの影響を受けた子どものこころを支える5つのポイント」(※3)が役立つかもしれません。https://www.savechildren.or.jp/news/publications/download/Twitter_PFA_yojikigakudoki.pdf
少しまとめると以下になります。①できる限り毎日決まった時間に起き,食事をとり,遊ぶ時間を決める。②子供と一緒にストレッチやラジオ体操をするなど体を動かす。③なかにはいつもよりスキンシップを必要とする子供もいるため、抱っこしたり手遊び歌などをしたりする。④自分のことは自分でできるということを子供に感じてもらうよう,小さいことでも子供自身が選ぶようにする。⑤不安や恐怖心を増すようなテレビなどとの接触を減らす。
何歳になっても,抱っこやハグ,手をつなぐ,腕を組む,背中や肩にポンポンと触れるなどのスキンシップは気持ちが和らぐと思います。できる範囲で工夫してみてください。
また,「普段と異なる状況下における子どもの安心・安全のために」(※4)
http://www.jpeds.or.jp/modules/general/index.php?content_id=28
何歳になっても,抱っこやハグ,手をつなぐ,腕を組む,背中や肩にポンポンと触れるなどのスキンシップは気持ちが和らぐと思います。できる範囲で工夫してみてください。
また,「普段と異なる状況下における子どもの安心・安全のために」(※4)
http://www.jpeds.or.jp/modules/general/index.php?content_id=28
も「子どものメンタルヘルス」「学習支援コンテンツ」等の紹介があり、役立つのではないでしょうか。
子供たちを注意深く見守りケアするのはもちろんですが,子供にとって最も大切な保護者の皆さんが疲れすぎないよう,休憩を取るようにしてくださいね。必要なときは,どんなことでもいいのでご相談ください。スクールカウンセラーの来年度第1回相談日は、4月13日(月)になります。
(※1)藤田医科大学感染症科監修
(※2)日本臨床心理士会災害支援プロジェクトチーム,日本公認心理師協会災害支援委員会,セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
(※3)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
(※4)日本小児科学会
(※1)藤田医科大学感染症科監修
(※2)日本臨床心理士会災害支援プロジェクトチーム,日本公認心理師協会災害支援委員会,セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
(※3)セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
(※4)日本小児科学会